マリオと5人の英雄 マリオの最後の旅 2話
同日 15:00 公園にて
「ねえ、マリオ。」
「何だい?姫。」
「マリオは2代目マリオなんでしょ?初代マリオのことを教えてよ。」
「分かったよ。」
「え、いいの?」
「あぁ。でも、参考にならないかもしれないけど、そこは我慢してね。」
「うん。」
「まず、初代マリオは2015年の10.25に参戦したキャラ。ウルクパ茶番が始まった日の翌日だな。」
「で、それで?どんな人だったの?」
「くわしくは分からないよ。(何しろ、この時代に僕がいなかったからな...。」
「あ、そうだ!確かクッパなら知ってるはずだ!アイツなら、僕とは違って初代からずっt」
「いや、クッパは一度だけハブられたことあるよ。」
「確かにな...でもな、Jr.くんはシリーズ皆勤賞だけど、アイツを呼ぶときっとロクなことがないよ?」
『え?そんな人いましたか?』
『そうだったはずだよ!』
『え?そうなのぉ?そんなことより金くれよー。さもなきゃ脳ミソ潰すぞー?』
『ちょっと!それはダメでしょ!?』
『そうですよJr.くん。』
『だよね?お前だけだよ。分かってくr』
『そこは脳ミソじゃくて目ん玉でしょ?』
『そっちの方がもっと酷いってば!』
「絶対にこうなるよ...。」
「それならクッパ呼んだ方がいいんじゃない?と思うわ...だってクッパにしか分からないし...。」
「確かに...。(誰もウルクパくんのことについて触れてくれないのか...。まああの人は僕らとは違って、ファイターではなく人間だからな...。」
「こんなとこで何してるんだ。」
「クッパ!?お前どうしてここに...」
「散歩してたら偶然お前らがクッパさんの名を呼んでたから、ずっと聞いてたんだよね。何を話してたの?」
「それは...」
「何?初代マリオのことか?」
「あぁ、お前なら知ってるはずだ。教えてくれ。」
「知ってるも何も、ワガハイは一番最初に参戦したからな。教えてやるぞ。」
「奴は物凄く口調が荒いが、何故か憎めない男だ。ヤツはお前とは違って悪役だったかな。」
「そうか、僕とは違って悪役だったんだな...。」
「あぁ、これ以上は知らない。何しろ3年前のことだからな。」
「あ、思い出したんだけど。」
「何が?」
「あの時のアレ、初代マリオと繋がってるかもしれないわ。」
「え?どの時の?」
「アレよ。」
『赤い帽子のヒーロー...テメェとはどこかで会ったような気がするぜ...』
『!?(ぼ、僕?!...この口調は確か...見覚えがあったようななかったような...』
「いやいやいや、ソレはおかしいって。僕と初代マリオは一度も会ったことないからな。」
「確かに。お前が参戦した時に、ヤツはこの世界から身体どころが存在もろとも一片も残らずに消されたからな。」
「その件だけど...。」
「そ、それは本当か!?」
「うん、Dr.ノリオに殺されたみたいなんだ。」
「でも、私たちは初代マリオのことを知りたいから旅をするの。」
「え!?(旅をする!?聞いてないぞ?!」
「そうかい。ヒゲMさんも桃さんも頑張ってね。」
「我々はJr.を探しているからな。頑張れよ。」
「分かった。」
「(え!?ウソでしょ?!本当に行くの!?...まあいいけどさ。」
「あ、思い出した。」
「何!?」
「最後に言わせておく。初代マリオは生きてると思う。」
「どうして?」
「なんとなくだ。」
「(なんとなくかよ!...」
「そんじゃ、改めてさいならー。終わったらまた教えろよー。」
「分かった!」
「(えええええええええッ!?」
「(マリオも忙しいな...。まあ無理もないのだがな。」
こうして、僕らは初代マリオを探す旅に出た。どんなことが起こるかはともかく...最後の旅だから...悔いのない冒険にして、無事にフィナーレを迎えるようにするぞ!
TO BE CONTINUED...