マリオと5人の英雄 マリオの最後の旅 80話 ようこそ、ザン・パルルティザーヌ!!
「マリオ・マリオ。私から話があるんだ。」
「何?」
「私は、ウルクパ茶番の世界に住む資格はあるのか。」
「え?いきなりどうして…。」
「ザン・パルルは何も悪いことはしていない。僕が保証するよ。」
「解っている。私が何も悪いことはしていないとは。だが…」
「私を相手してくれる者はハイネスさま以外いるはずがない…。」
「…。」
「…。」
「私がいてもいいのか……。」
「大丈夫だよ、ザン・パルルティザーヌ。ここにいてもいいんじゃないかな。」
「!?」
「僕たちはみんな明るいし…」
「舞台を盛り上げてくれる、明るくてコミカルなファイターたちや…」
「困った時には必ずかけつけてくれる頼もしいファイターたちや…」
「トラブルメーカーだけど実は良いファイターとか…」
「悪いことをしたりしてる悪役、でもそれが憎めないファイターだっているんだ。」
「ザン・パルルティザーヌ…。むしろ君は歓迎されているんだよ。僕たちに。」
「何!?それは本当か!!」
「当たり前だわ。言ったはずでしょ?『ウルクパ茶番のキャラクターは、みんな優しい人ばっかりよ。』と。」
「……!!」
「ザン・パルル、これからも僕らをよろしく!」
「あぁ!!また私との手合わせを楽しみにしているぞ、マリオ・マリオ!!」
「望むところだ!!その時は僕だって強くなるからな!!次の機会に決着をしようか!!」
「あぁ、約束だぞ!!その時は、私は強く成長しているからな!!」
「僕だって強くなってるぞ!!それじゃあ、またな!!」
「さらばだ!!」
「そしてまた会おう!!(珍しく笑顔を見せた」
「ザン・パルル、強くなってると良いなぁ。(それにしても、ザン・パルルが笑顔を見せるなんて珍しいなあ...。」
「パルティのことだから強くなってるはずよ。」
「(まだパルティとあだ名をつけてるか…。」
「……。」
「(マリオ・マリオ……」
「(いつか必ず、私が勝つからな……!!」
「(今度は正々堂々、勝っても負けても惜しくはない戦いにする……!!」
「(その時まで覚悟するんだな!!」
「マリオ、冒険終わったね。」
「あぁ、これで僕が主役になるのはもう終わりだな。」
「ピーチ、こんなところにいたのね。」
「サーナイト姉さん!」
「サーナイトさん!」
「マリオ、お疲れ様。強くなったわね。」
「これもサーナイトさんのおかげですよ。」
「マリオ、もっとピーチを守りなさいね。」
「はい!!」
「マリオ、ピンチになったら助けてよ?」
「分かってるって、姫。」
「強くなったらまた私と1vs1をしましょう。」
「あぁ、それじゃあ!」
「えぇ。」
「(マリオ、あれからすごく強くなったのね…。」
「サーナイトさーん!」
「あ、あなたはいつぞやの。」
「久しぶりね、サーナイト。」
「久しぶりね、ヒナギクさん。」
「兄さんは見なかった?」
「マリオならさっき、帰ったわよ。」
「そうなんだ。ありがとう。」
「サーナイトさん、1つ聞いていい?」
「何?」
「あなたは、ホントにルイージのお兄さんの師匠?」
「そうよ。」
「彼をファイターとして活動させたのも、私のおかげよ。」
「兄さんがファイターとして?」
「私は落ちこぼれだった彼に力をあげたの。良かったらあなたにも力を与えてもいいわよ?」
「いや…考えておくよ。それじゃあ、またね!」
「またね!」
「じゃあね。」
「色々と疲れたなぁ…。」
「おーーーーーーーい!!こんなところにいたのかーーーー!!」
「!?」
「探してたわよーーーーーー!!」
「え!?」
最終回へ…