マリオと5人の英雄 我々の力は永遠に不滅 第4章
「師匠!おとうさんがそこまで来てます!」
「い、いかがいたしましょう!?」
「……………(不覚…だがやむを得まい」
「……さ、さあ、つぎはおまえたちの番だ。」
「そ、そんなぁ~! 師匠っ、ボクじゃムリです!」
「………死にぞこないめ。勝手にするがよい。」
「行かないで!師匠!」
「(…………すまない」
「師匠~~~っ!」
「全員元に戻しましたね。」
「いや、Jr.がまだだ。」
「やっと見つけたぞ、おとうさん!ロゼッタ、囲め!」
「はい。」
「...!」
「Jr.さん、どうしてクッパさんのおとうさんの命を奪った人と組むの?」
「は?師匠がおじいちゃんの命を奪った?ハッ、信用できねぇ!」
「そこまで言うなら証拠をみせてくださいよ。」
「あの時言ったこと、覚えてないか?『"リトルマック"と言う男の味方にはなるな』と。」
「忘れたよ!んなこと!」
「そうか...じゃあ1つ教えてくれ。」
「何ですか?」
「どうしてヤツの仲間になったんだ。」
「それか、あれは半年前のことだな。」
『 おいキリコ!おとうさんと遊びたいよ!』
『うるさいわね!親を呼び捨てするんじゃないわよ!』
『おとうさんを独占すんじゃねーよ!そうやっていつも夫に甘えてるのか?』
『親をナメんじゃないわよ!』
『あぁーーー!もう!おかあさんばっかりずるいわ!もう家出してやる!』
『ま、待て!Jr.!』
『...。』
「家出はしたが、泊まるところがなくてボクは落ち込んでいた...。そして、ボクに光がやって来たんだ...。」
『キサマ、こんなところで何をしてる?』
『誰?』
『これは失礼した。私はリトルマック。ファイターだ。キサマ、もしやクッパJr.か?キサマが強いと言うのはよく耳にしてる。』
『そうだけど...。ボク、家出してて...。』
『家出か。ちょうど良かった。更に強くなる気はないか?』
『勿論あるよ。』
『そうか、ワガハイの部下になれ。部下になれば更に強くなれるだろう。』
『えぇ!?いいんですかい?!やったぁー!』
『では、城へ行くぞ。(それにしてもヤツは昔のクッパに似てるな...。まあ、ヤツをかつて養ってたし、無理もないだろう。何しろヤツの息子だからな。』
「あの人のおかげでボクは強く、賢くなれた...そして師匠と約束したんだよ。『強くなっておとうさんを倒す』と。」
「だから私たちと2vs2で勝負させてください。」
「望むところよ!」
「...!(息子だけには自分の手を出したくないのに...!どうすればいいんだ...!」
「ちょっと待った!」
「だ、誰だ!」
「お待たせ、クッパ。」
「お前たち!よく来てくれた!」
「シュルクが『あんたの息子と戦いたくないのに戦わされる』未来を見たらしいから来たんだ。」
「!?」
「クッパさんって親バカでしたか。」
「...!(バレたか...!いや、今はそんなこと考えてる暇はない...!」
「シュルク!クラウド!頼む、ワガハイは息子に手を出したくはないんだ!」
「だからオレらにまかせろと?」
「その通りだ!二人ともJr.を和解させてくれ!くれぐれもJr.に手を出すんじゃないぞ!」
「OK!」
「クッパJr.、話があるんだけど...。」
「?」
「(…機は熟した。今こそ、我が力を見せる時...」
「クッパ…目にものを見せてやる!」
TO BE CONTINUED...